<Art Stage SANとの合同公演に向けて>

私たちの最初の出会いは、先にお伝えしたとおり2012年、地球の裏側ブラジルで行われた人形劇フェスティバル「SESI bonecos do mundo」でした。

初めてあった時、彼らは通訳を連れていなかった為、私たちともブラジルの人たちともほとんど交流を持つ事はなく、「作品は素晴らしいが、日本人とは違い愛想のない人たちだ」と言われていた事が今でも印象に残っています。

その彼らが、こんなにもフレンドリーで、情熱的で、魅力的な人たちであることをのちに私たちは知ることになるのです!

その後もブラジルや韓国のフェスティバルで何度も顔を合わせ、段々と合同公演の話が進んでいきました。

2015年頃、その話が本格化しそうだと聞いた時「絶対自分が参加したい!」

なぜなら私はArt Stage SANのファンなのです!

はじめてブラジルで彼らの公演を観てすっかり虜に。繊細で精密な人形操作、美しい身体の使い方、美術の素晴らしさ。観る度に技術の高さを発見出来ます。何度彼らの舞台を観に行った事か!(『ダルレの話』ばかりだけど・・・)

それから約3年、遂にそれが実現しました!こんなに素敵な仕事に関わらせて頂く事が出来て本当に嬉しいです!

これまで彼らと数回にわたりワークショップをしてきました。

それまでは「人形の操演と手影絵や影絵人形の操演は似ているな」と思っていました。もちろん似ている部分はたくさんあるのですが、決定的な違いがあります。

それは「見えない」こと、「完成していない」こと。

影絵は、映っている影をその場で確認しながら演じます。というか、影はその場で映してみないとわからないのです。なので舞台で観客とほぼ同じものを「見ながら」その場で「完成させて」演じます。

対して人形は、人形のうしろ側で操作するため本番中に観客からどう見えるのか見る事は出来ません。稽古の際に鏡に映して確認したり、前から他の人に見てもらいながら稽古するのだそうです。本番では「完成している」人形を遣い、稽古した事を「見えない」状態で再現するのです。

物体と影。お互いの自由な部分と不自由な部分がまったく違うのです。

ワークショップでは、お互いの技術を学ぶと共に、それぞれの特性を理解し、それを補いあうのではなく、生かし合うにはどうしたら良いのかを考えながら取り組みました。

今回のこの作品で、お互いに刺激し合いどんな新しい表現が生まれるのか、とってもワクワクです!

さて、ちょっとまじめな話をしてきましたが、そろそろ彼らの他の魅力もお話しなければなりませんね。

韓国人はお酒をよく飲む!これは本当!!

いつも楽しそうに美味しそうにお酒を飲みます。私たちも彼らもまだお互いの言語は話せないため、通常は通訳の方を通しての交流となるのですが、お酒の席では言語は不要!まるで学生のような盛り上がりっぷり!(笑)なんともお茶目な彼らと一緒に飲むのはいつも密かな楽しみになっています。

もちろん、お酒の席だけでなく!みなさん普段からもとてもフレンドリーに接してくださり、影絵への興味もモリモリ。お互いの技術を尊敬し合っているのが本当にわかります。

今回は、お互いがお互いの技術を持ち寄るだけではなく、かかし座も「人形」に、SANも「影絵」に関わり、ひとつのチームとして作品を作っていきます。

・・・正直、ドキドキです・・・!!

さぁ、どんな作品に仕上がるのか。どんな奇跡が生まれるのか。私も楽しみです!

皆さん是非ぜひ劇場まで足をお運び下さい!

奇跡の生まれる瞬間を、ぜひその目で確認しに来てください。

お待ちしております!!

(るる島の秘密 キャスト 菊本香代)

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